引っ越し先で窓を見上げて、「あ、これ合わないやつだ」と気づいた瞬間のがっかり感。転勤族なら、たぶん何度も経験していると思います。
転勤族の妻になって、これまでに10回以上の引っ越しを経験しました。夫婦ふたり暮らしです。
最初のころは、引っ越すたびにカーテンを買い替えていました。でも今は違います。カーテンは全部持っていって、その中から合うものを探すようになりました。
この記事では、毎回買い替えるのをやめるためにやっていることを書きます。
目次
結論:カーテンは捨てません。持っていきます
引っ越しのたびに、たいていのものは減らします。でもカーテンだけは、毎回ぜんぶ持っていきます。
我が家のやり方は、この3つです。
やり方は3つ
- カーテンは全部持っていく…1枚も捨てません
- 新しい家では、持っている中から合うものを探す…部屋ごとに組み合わせを変えます
- 足りない分だけ買い足す…毎回1枚か2枚くらいです
「毎回ぜんぶ買い替える」から「足りない分だけ買う」に変わっただけです。でも、これで出費がずいぶん減りました。
全部持っていく理由は3つあります。意外と合うことがある(窓のサイズには規格があります)。合わなくても直せることが多い(とくに丈)。そして入居初日から必要だからです。
何を捨てて何を残すかの全体の考え方は、こちらにまとめました。
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毎回買い替えると、いくらかかるのか
ここを一度計算しておくと、判断が変わります。
夫婦ふたり暮らしの部屋でも、掃き出し窓が1〜2か所、腰高窓が1〜2か所あるのが普通です。カーテンはレースと合わせて1つの窓に2枚必要になります。
安いものを選んでも、1回の引っ越しで1万円前後はかかります。数年ごとに引っ越すなら、そのたびに同じ出費です。
しかも、前のカーテンは捨てることになります。お金を払って買って、お金を払って処分する。ここがいちばんもったいないところでした。
まず測り方。ここを間違えると、全部やり直しになります
「窓の大きさ」を測ってしまう人が多いのですが、測るのは窓ではなくカーテンレールです。
幅の測り方
カーテンレールの左端から右端までを測ります。正確には、フックを引っかける輪(ランナー)の、いちばん端どうしの間です。
2枚に分けて掛けるので、測った幅の半分より少し広いものを2枚そろえます。ぴったりだと、閉めたときに真ん中が開きます。
丈の測り方
ランナーの下から測るのが基本です。窓の上からではありません。
| 窓の種類 | どこまで測るか |
|---|---|
| 掃き出し窓(床まである窓) | 床から1〜2cm上まで。引きずらない長さに |
| 腰高窓(腰の高さの窓) | 窓枠の下から15cmくらい下まで |
既製サイズには「決まった数字」があります
ここが転勤族には大事なところです。既製のカーテンは、だいたいこのサイズで作られています。
- 幅…100cm幅を2枚、が定番。ほかに150cm幅・200cm幅など
- 丈…135cm・178cm・200cm あたりが定番
賃貸の窓も、だいたいこの規格に合わせて作られています。だから「前の家のカーテンが次でも使えた」ということが、意外と起こります。

サイズが合わないときの3つの手
「合わない」と言っても、中身はいろいろです。まず何が合っていないのかを見ます。
| どう合わないか | どうするか |
|---|---|
| 丈が少し長い・少し短い | アジャスターフックで調整(数センチ) |
| 丈が大きく長い | 裾を折って縫う/裾上げテープ |
| 丈が大きく短い | 直すのは難しい。買い替えを検討 |
| 幅が足りない | 隙間ができる。ここがいちばん厳しい |
| 幅が余る | ひだが増えるだけ。そのまま使えます |
1.丈は「アジャスターフック」で数センチ動かせます
カーテンの上についているフックは、差し込む位置を上下にずらせるタイプのものがあります。これで数センチぶん、カーテンの高さを変えられます。
「あと少し長い」「あと少し足りない」くらいなら、これだけで解決することがあります。買いに行く前に、まずフックを見てください。
我が家も丈が長いときは、たいていフックで調整して済ませています。これで足りるなら、買わなくていいわけです。
2.長すぎるときは、裾で調整できます
丈が大きく余るときは、裾を折り上げて縫うか、アイロンで貼る裾上げテープを使います。縫わない方法もあるので、裁縫が苦手でも大丈夫です。
大事なのは「切らないこと」です。折って留めておけば、次の家で長さが必要になったときに戻せます。切ってしまうと、そこで終わりです。

3.いちばん困るのは「幅が足りない」とき
丈は何とかなりますが、幅は足せません。窓のほうが広いと、両端に隙間ができて外から見えてしまいます。
ここだけは、あきらめて買い足すことになります。
買うときは「ぴったり」より「規格」で選ぶ
ここが、転勤族といっしょに暮らす人にいちばん伝えたいところです。
オーダーカーテンは、その窓には完璧に合います。でも次の家では、たぶん合いません。
ぴったり作るほど、次で使えなくなる。これは持ち家の人には起きない、転勤族だけの逆転現象です。
転勤族の選び方
- 既製サイズから選ぶ…規格に沿っていれば、次の家でも当たる確率が上がります
- 丈は「少し長め」を選ぶ…長いのは直せます。短いのは直せません
- 柄より無地・定番色…部屋の雰囲気が変わっても浮きません
- アジャスターフックが付いているか確認…あとの調整がラクになります
「この家のために買う」から「次の家でも使えるように買う」へ。考え方をここに変えてから、買う回数が減りました。
家具や家電も、同じ考え方で選んでいます。
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それでも合わないときは、買います
幅が足りないとき。窓の形が特殊なとき。どうにもならないことはあります。そのときは無理をせず買います。
ただ、次の家のことも考えて選ぶのを忘れないようにしています。
それでも買うなら
引っ越しが決まったら、窓を測っておく
新居が決まったら、できるだけ早く窓のサイズを確認します。あとになるほど、確かめる手段が減っていきます。
決まったらこの3つ
- 内見のときにメジャーを持っていく…部屋の写真だけでなく、レールの写真も撮っておくと後で助かります
- 行けないときは不動産屋さんに聞く…「カーテンレールの幅と丈を教えてください」で通じます
- 窓の数も数えておく…枚数が足りるかは、サイズより先に分かります
転勤族は遠方で内見できないまま契約することがあります。そのときは無理に当日そろえず、とりあえず1〜2窓ぶんだけ用意して、あとから足すほうが失敗しません。
合わないカーテンを何枚も買うより、そのほうが結局安く済みました。
入居初日、カーテンが無いと本当に困ります
意外と見落とされるのがこれです。
引っ越し当日の夜、カーテンが無いと部屋の中が外から丸見えになります。電気をつけた瞬間に気づきます。
しかも初日は、荷ほどきと手続きで買い物に行く時間がありません。
だから我が家は、カーテンだけは自分の車で運ぶか、すぐ開ける箱に入れます。トラックの奥に積まれてしまうと、その日のうちに出せません。

どうしても間に合わないときは、養生テープと大きめのゴミ袋、あるいは新聞紙で一晩しのげます。見た目は良くないですが、1日だけなら十分です。
引っ越し当日までの流れは、こちらにまとめています。
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よくある質問
Q. 前の家のカーテン、洗ってから持っていったほうがいい?
はい。外したその日に洗って、乾かしてからしまうのがおすすめです。ほこりや湿気がついたまま何か月もしまうと、においが残ることがあります。
Q. カーテンレールが前の家と違うときは?
フックの種類(Aフック・Bフック)が合わないことがあります。フックだけは別売りで買えますので、カーテン本体を買い替える前に確認してください。
Q. 使わなくなったカーテンはどう処分する?
自治体によって扱いが違います(燃えるごみ・粗大ごみなど)。店舗によっては引き取りをしているところもあるので、買い替えるお店で聞いてみるのが早いです。
Q. 部屋数が多い家に移ったら、足りません
全部そろえなくて大丈夫です。使っていない部屋は後回しにして、寝室とリビングから付けています。
Q. レースのカーテンも同じ丈でいい?
レースはドレープ(厚いほう)より2cmほど短いのが一般的です。同じ丈にすると、レースが下からはみ出して見えます。既製品はその前提で作られているので、同じシリーズでそろえると迷いません。
Q. 遮光は必要ですか?
寝室だけは遮光にしています。転勤先の部屋がどちら向きかは選べません。東向きで朝日がまぶしい部屋に当たることもあります。あとから買い足すより、最初から遮光にしておくほうがラクでした。
ミニマリストなのに、カーテンだけ手放せていません
ここは白状します。
私はどちらかというとミニマリストで、いらないものはどんどん手放すほうです。ベッドも、テレビも、食器棚も、本棚も手放しました。
でもカーテンだけは、いまだに手放せていません。
捨てずに持っていって、足りない分だけ買い足す。それをくり返しているので、正直に言うと少しずつ増えています。断捨離の記事を書いておいて、すみません。
ただ、これには自分なりの言い分があります。
- カーテンは畳めば薄い…かさばるのは面積だけ。押し入れの片隅でおさまります
- 持っていれば「また全部買う」がなくなる…買うのは足りない分だけで済みます
- 捨てると、同じサイズがまた必要になったとき買い直し…これがいちばん悔しいです
しまい方は「圧縮袋に入れて押し入れ」だけです
やっていることは、これだけです。
外したら洗って、しっかり乾かして、圧縮袋に入れて押し入れへ。
圧縮すると本当に薄くなるので、置き場所に困りません。ほこりも湿気も入らないので、次に出したときそのまま掛けられます。
「持っている」というより「畳んでしまってある」に近い感覚です。だからミニマリストとしても、ぎりぎり許してもらえるかなと思っています。
家具や家電なら「持っている」がそのまま重さになります。運べません。でもカーテンは薄くて軽い。だから我が家では、ここだけを例外にしています。

まとめ|カーテンは「その家のもの」ではなく「自分のもの」
この記事のまとめ
- カーテンは1枚も捨てず、全部持っていく
- 丈は調整できる。幅は足せない。まずどちらが合わないかを見る
- 長すぎるときは折って留める。切らない
- 買うなら既製サイズ・少し長め・無地。ぴったり作ると次で使えません
- 買うのは毎回1〜2枚。足りない分だけでいい
- カーテンだけは例外。薄いので、持っていても困りません
- しまい方は洗って乾かして圧縮袋、押し入れへ。これだけで場所を取りません
- 入居初日に必要。自分の車か、すぐ開ける箱に
引っ越しのたびに買い替えていたころは、それが当たり前だと思っていました。一度「持っていく前提」で選び直すと、次からずっとラクになります。