
転勤族の妻になって、これまでに10回以上の引っ越しを経験しました。
引っ越しのたびに、荷物を減らしてきました。そして正直に書きます。
捨てて後悔したものは、ひとつもありません。
「捨てて後悔したもの」を集めた記事はよく見かけますが、私にはありません。10回以上やってきて、一度もです。
この記事では、どこから捨てるか(順番)と、捨てる・売る・残すの分け方、そしてそれでも捨てないほうがいいものを書きます。
こんな方におすすめ
- 引っ越しが決まったけれど、何から手をつけていいか分からない方
- 捨てて後悔しないか不安な方
- 引越し料金を少しでも下げたい方
目次
結論:10回以上引っ越して、捨てて後悔したものはひとつもありません
先に結論です。迷ったら、捨てて大丈夫です。
なぜ後悔しなかったのか、自分なりに理由が3つあります。
理由1|本当に必要なものは、無くなればすぐ気づくから
捨てて困るものは、捨てた翌週には「無い」と気づきます。そして、たいていは数百円で買い直せます。
逆に言えば、半年たっても思い出さないものは、最初から要らなかったということです。10回引っ越して、「あれを捨てなければよかった」と思い出したものが一度もありませんでした。
理由2|代わりが見つかるから
大きな鍋がなくても、小さい鍋を2回使えば済みます。本は図書館でも電子でも読めます。ベッドがなくても、すのこと布団で眠れます。
ものを捨てると困る、と思うのは「そのやり方しか知らない」だけのことが多いです。
理由3|「高かったから」で残したものは、次の引っ越しでも使わないから
これがいちばん大きいと思います。
捨てられない理由が「値段」になっているものは、その先も使いません。私は何度か持ち越しましたが、結局は次の引っ越しでも段ボールから出さないまま、また運びました。運送料を払って、使わないものを運んでいたことになります。
値段で迷ったら、「これをもう一度お金を出して買うか」を考えてみてください。買わないなら、置いておいても使いません。
捨てる順番|どこから手をつけるか

順番を間違えると、途中で止まります。私はこの順です。
| 場所 | なぜここから? | |
|---|---|---|
| 1 | 押し入れ・クローゼットの奥 | 1年見ていないものばかり。迷わない |
| 2 | キッチン・洗面所の引き出し | 期限切れのストックが必ず出る |
| 3 | 本・書類 | 重いので、減らすと料金に効く |
| 4 | 服 | 売れるものがある。時間がかかる |
| 5 | 家具・家電 | 粗大ごみの日程が要るので、最後だが早めに調べる |
いちばん大事なのは「迷わないものから始める」こと
最初にアルバムや思い出の箱を開けると、そこで手が止まります。1時間見入って、何も減らないまま終わります。
だから押し入れの奥のような「見た瞬間に判断できるもの」から始めます。減っていく実感が出ると、そのあとが速くなります。
ただし、粗大ごみの日程だけは最初に調べてください
家具や家電を捨てる作業は最後でいいのですが、自治体の粗大ごみは回収日が月に数回しかないことがあります。
気づいたときには次の回収日が引っ越しの後、ということが実際に起きます。私は内示が出たその日に、粗大ごみの回収日だけは調べます。
捨てる・売る・残すの分け方
| どうする | 目安 |
|---|---|
| 捨てる | 1年使っていない/壊れている/期限切れ/代わりがある |
| 売る | 1年使っていないが、まだきれい/定価がそこそこ/1ヶ月以上前に着手できる |
| 残す | 毎週使っている/転居先でも確実に使う/買い直すと高くつく |
転勤族には、もうひとつの基準があります
それが「次の家に、置く場所があるか分からない」ということです。
持ち家なら「今の家に合うか」で判断できます。でも転勤族は次の間取りが分かりません。大きな家具ほど、次で入らない可能性があります。
だから我が家は、大きいものほど「持たない・借りる」に寄せました。
-

転勤族は家具を買わないほうがいい?10回以上引っ越して分かった「買う・持たない・借りる」の分け方
続きを見る
それでも、捨てないほうがいいもの

「後悔したものはない」と書きましたが、それはもともと捨てていないものがあるからでもあります。
- 家電の箱…次の引っ越しで、そのまま梱包材になります。テレビやパソコンはとくに
- 取扱説明書・保証書…修理のときに要ります。かさばらないので残す
- 契約や保険の書類…転居手続きで必要になることがあります
- カーテン…サイズが合えば使えます。合わなければ処分
逆に言えば、これ以外は捨てても大丈夫でした。
家電の箱は場所を取りますが、押し入れの上段に入れておけば邪魔になりません。次の引っ越しで梱包材を買わずに済みます。
もの別に、詳しく書いた記事があります

ここからは「実際に何を手放したか」です。それぞれ長くなったので、別の記事にまとめています。
食器・食器棚
我が家には食器棚がありません。シンク下に収めています。食器は家の中でいちばん梱包に手間がかかるものなので、ここを減らすと荷造りが一気に楽になります。
-

転勤族に食器棚はいらない?10回以上引っ越して手放した理由と、シンク下だけで足りる食器収納
続きを見る
ダイニングテーブル
大きくて、次の間取りに入るか分からない家具の代表です。
-

転勤族にダイニングテーブルはいらない?10回以上引っ越して手放した理由とローテーブル生活の本音
続きを見る
ベッド
すのこ+マットレスにしました。ブログの中でいちばん読まれている記事です。
-

転勤族にベッドはいらない!すのこ+マットレス生活4年の本音【ミニマリスト夫婦】
続きを見る
本
本は何十冊も重なると、とにかく重い。ダンボールに詰める作業も大変です。その割に、一度読んだら二度は読みません。
そのほか、捨てても困らなかったもの
調理器具のダブり、使っていないキッチン家電、珍しい調味料、未使用のギフトなど。まとめてあります。
-

40代ミニマリストが語る!意外と捨てても困らなかったベスト13
続きを見る
売れるものは売る。ただし時間との勝負です

捨てる前に、売れるものは売ります。ただし引っ越しまでの日数で、やり方が変わります。
| 残り時間 | 向いている方法 |
|---|---|
| 1ヶ月以上 | メルカリなどのフリマ。高く売れるが、撮影・出品・梱包・発送の手間がかかる |
| 2〜3週間 | 宅配買取。箱に詰めて送るだけ |
| 1週間以内 | 売るのは諦めて処分に回す。荷造りを優先 |
⭐フリマは「発送作業」が引っ越し直前と重なると地獄です。売れた瞬間に梱包して出しに行く必要があるので、荷造りと同時進行はおすすめしません。
本・CD・DVDを送るなら
箱に詰めて送るだけなので、荷造りのついでにできます。
服をまとめて手放すなら
服は1枚ずつ売ると時間が足りません。まとめて出せるところを使います。
フリマと宅配買取の使い分けは、こちらに詳しく書きました。
-

引っ越しの不用品はメルカリ?宅配買取?10回以上の転勤族が使い分けている基準
続きを見る
荷物が減ると、引越し料金も下がります

ここは見落とされがちですが、引越し料金は荷物の量で決まります。
だから順番が大事です。
- 先に捨てる・売る
- 減らしたあとで見積もりを取る
逆をやると、捨てる予定のものまで料金に乗ります。見積もりのあとに減らしても、金額はなかなか下がりません。
私はいちばん差が大きかったとき、3社に見積もりをお願いしただけで7〜8万円下がりました。荷物を減らしたうえで比べれば、さらに効きます。
荷物を減らしたら
引っ越しが決まってからの流れは、こちらにぜんぶ書いてあります。
-

転勤が決まったらやることリスト|10回以上の転勤族が時系列でぜんぶ書きました
続きを見る
よくある質問
Q. 捨てすぎて困りませんか?
A. 10回以上引っ越して、困ったことはありません。困るものは翌週に気づきますし、たいていは買い直せます。
Q. 家族が捨てたがらないときは?
A. 人のものは勝手に捨てないほうがいいです。我が家は自分のものから減らします。減っていくのを見ていると、相手も動き出すことがあります。
Q. 粗大ごみが回収日に間に合わないときは?
A. 不用品回収業者か、引越し業者の引き取りサービスになります。どちらも費用がかかるので、回収日を先に調べておくのがいちばん安く済みます。
Q. 捨てるのにお金はかかりますか?
A. 粗大ごみは自治体によって1点数百円〜数千円です。大型の家具は運ぶだけでも1点数千円〜1万円かかることがあるので、持っていくより捨てたほうが安いこともあります。
まとめ:迷ったら、捨てて大丈夫でした

- 10回以上引っ越して、捨てて後悔したものはひとつもありません
- 順番は迷わないものから。押し入れの奥→引き出し→本→服→家具
- 粗大ごみの回収日だけは、内示が出た日に調べる
- 残すのは家電の箱・取説・保証書・契約書類くらい
- 売るなら1ヶ月前ならフリマ、直前なら宅配買取
- 減らしてから見積もりを取る。順番を逆にすると損します
ものを減らすと、引っ越しそのものが軽くなります。荷造りも、料金も、新しい家での片付けも。次の転勤がいつ来ても大丈夫、という状態をつくっておくのが、いちばん気が楽です。
あわせて読みたい
-

転勤族が持つべき便利グッズは収納ケース一択! 荷造りいらず 引越しのときも楽々です♪
続きを見る
-

引越しのときの調味料どうする!?運び方・梱包の仕方・捨て方 徹底解説!
続きを見る