節約・お金

ふるさと納税を10年続けています|転勤族の二人暮らしが「失敗しない」ために、頼む前に決めていること

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転勤族の妻で、夫婦ふたり暮らしのさちこです。引っ越しは10回以上してきました。

ふるさと納税は、もう10年ぐらい続けています。

「ふるさと納税 失敗」で調べると、冷凍庫がパンパンになった、食べきれずに傷ませてしまった、箱が大きすぎて入らなかった……そんな話がたくさん出てきます。

でも正直に言うと、私は10年やっていて、大きな失敗をしたことがありません。

運がよかったからだとは思っていません。頼む前に決めていることが、いくつかあるだけです。

この記事では、その決めごとと、転勤族だからこそ気をつけていることを書きます。返礼品を何十個も並べる記事ではありません。我が家の定番は5つだけです。

特別なことはしていません。むしろ「これはやらない」と決めているだけなんです。

目次

ふるさと納税は、転勤族になってからも10年続けています

始めたころは、まだ今ほど知られていませんでした。それから引っ越しを何度も繰り返しましたが、やめようと思ったことは一度もありません。

転勤族は住む場所が数年ごとに変わります。それでも続けられているのは、頼み方を自分たちの暮らしに合わせてきたからだと思っています。

二人暮らしだと、「量」がそのまま問題になります

返礼品は、家族4人でちょうどいいくらいの量で用意されていることが多いです。二人暮らしで同じものを頼むと、単純に倍の時間をかけて食べることになります。

人数が多い家なら「届いた週に食べきる」で済むものが、二人だと1か月かかることもあります。そのあいだ、ずっと冷凍庫の場所をふさぐということでもあります。

だから我が家では、「おいしそうか」より先に「食べきれるか」を考えます。順番が逆になると、たいてい失敗します。

「おいしそう」で決めると、だいたいあとで困ります。私も最初はそうでした。

制度そのものの細かい話は、公式サイトで確認してください

控除の上限額やワンストップ特例の条件は、収入や家族構成によって変わりますし、ルールも見直されます。金額の計算は、必ず公式のシミュレーションで確認してください。

この記事で書くのは、制度の解説ではなく、10年続けてきた人間の「頼み方」の話です。

10年やって、大きな失敗はしていません

「ちょっと口に合わなかった」ことは、あります

まったくゼロではありません。ちょっと口に合わなかったな、というものはありました。

そういうときは、人にあげています。捨てたことはありません。おすそ分けすると喜ばれることも多いので、そう考えれば「失敗」にはなりません。

食べ物の返礼品は、届いてみないと味は分かりません。合わないものが来る前提でいたほうが、気がラクです。

ここが大事

合わなかったときに、捨てなくていい形にしておく。それだけで「失敗した」という気持ちはかなり減ります。

失敗しないのは、頼む前に決めていることがあるからです

ルールと言えるほど立派なものではありませんが、我が家には3つの決めごとがあります。

①冷凍庫に入る量しか頼まない
②転勤の年は「先の予約」をしない
③去年と同じつもりで頼まない

ひとつずつ書きます。

①冷凍庫に入る量しか頼みません

 

賃貸の冷蔵庫まわりは、広くないことが多いです

転勤族は賃貸に住みます。間取りも設備も毎回変わりますが、キッチンが広い物件に当たったことは、正直あまりありません。

冷蔵庫そのものは持って行きます。ただ置ける場所の大きさが決まっているので、大きいものに買い替えるという選択肢も取りにくいです。

量が多くても、入れば大丈夫。入らないと困る

私の考え方はとてもシンプルです。量が多くても、冷凍庫に入れられるなら問題ありません。

裏を返すと、冷凍庫の量には限界があるということです。届いてから慌てても、冷凍庫は大きくなりません。

だから「きちんと入る量を頼む」ということを、頭に入れておいたほうがいいです。

頼む前に、冷凍庫を開けて見ます

注文ボタンを押す前に冷凍庫を開けて、いま何がどれくらい入っているかを見ます。やっているのは、それだけです。

「たぶん入るだろう」で頼まないこと。これだけで、ネットでよく見る失敗談のほとんどは起きません。

やることは冷凍庫を開けるだけです。1分もかかりません。

冷凍庫のこと

届く日は指定できても、冷凍庫の広さは変えられません。先に見るのは商品ページではなく、自分の家の冷凍庫です。

引っ越しの前は、冷凍庫を空にしなければいけません

これは転勤族ならではの事情です。冷蔵庫を運ぶときは、前もって電源を切って水抜きをします。つまり引っ越しの前には、冷凍庫の中身を食べきっておく必要があります。

ということは、引っ越しが近い時期に冷凍のものをたくさん頼むと、自分で自分を追い込むことになります。

冷凍庫の話と、次に書く「転勤の年の頼み方」は、じつはつながっています。

②転勤の年は「先の予約」をしません

その時点では、どこに引っ越すか分かりません

ふるさと納税には、翌年に届くものや、何回かに分けて届く定期便があります。お米はとくに、先の分まで予約する形で頼むことが多いです。

ただ転勤がある年は、そもそもどこに引っ越すかが決まっていません。届け先が決まっていないのに、先の予約はしにくいです。

自治体への住所変更が、正直めんどうくさい

引っ越したあとに返礼品を受け取るには、寄付した自治体に住所変更を伝える必要があります。ふるさと納税のサイト側で住所を直しても、自治体には伝わりません。

1件ならまだしも、いくつも寄付していれば、その全部に連絡することになります。ただでさえ忙しい引っ越しの時期に、これは正直めんどうくさいです。

ここだけは本音を言わせてください。本当に、めんどうくさいんです。

できないわけではありません。でも私は、そこまでして先の予約はしないと決めました。

ワンストップ特例を使っている場合は、書類の出し直しもあります

確定申告をしない人が使うワンストップ特例は、寄付をしたときの住所が前提になっています。年をまたぐ前に引っ越すと、住所が変わったことを伝える書類を、あらためて出すことになります。

期限も決まっています。詳しい条件と締め切りは、必ず寄付先の自治体か公式サイトで確認してください。ここでも「連絡する先が多いほど大変になる」という話は同じです。

だから転勤の年は「年内に届くもの」だけにしています

転勤の年でも、ふるさと納税自体をやめたことはありません。年内に届くものだけを頼みます。これなら届け先は、今住んでいる家で確定します。

転勤が決まってからやることは、ほかにも山ほどあります。手続きを1つでも減らしておくほうが、あとがラクです。

転勤が決まったらやることリスト|10回以上の転勤族が時系列でぜんぶ書きました

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③10年見ていて感じること——量が少なくなってきました

これは数字で確かめたわけではないので、あくまで私の実感です。

ここ数年、同じくらいの寄付額でも、届く量が前より少なくなってきたように感じます。いろいろなものが値上がりしている影響もあるのだと思います。

だから我が家では、「去年と同じつもり」で頼まないようにしています。去年と同じ感覚で選ぶと、思ったより少なかった、ということが起きます。

これは冷凍庫の話とちょうど逆向きの注意です。多すぎて困ることもあれば、思ったより少なくて拍子抜けすることもある。だから毎年、内容量の表示だけはきちんと見るようにしています。

長く続けていると、こういう「去年との違い」に気づけるようになります。これは1年目には分からないことでした。

続けているうちに、こういう違いに気づけるようになりました。

二人暮らし+転勤族は、制約が二重にかかります

ここまで書いてきて、あらためて思うことがあります。

二人暮らしには「量」の制約があります。転勤族には「時期」の制約があります。その両方が同時にかかるのが、転勤族の二人暮らしです。

制約が二つある代わりに、選ぶ基準はとてもシンプルになりました。

我が家の基準

冷凍庫に入って、今住んでいる家に、年内に届くもの。迷ったときは、これだけで決めています。

我が家の定番は、この5つです

おすすめを何十個も並べても、たぶん選べません。10年やって、結局これに落ち着いたという5つだけ書きます。

お米・お肉・魚のような「食べるもの」を頼むと、二人暮らしでも食費がだいぶ変わります。我が家も、ここは本当に助かっています。

お米|袋が小分けで、届く月を指定できるもの

お米は毎年頼みます。食べない年がないので、いちばん確実です。それにお米は冷凍庫を使いません。ここも地味に助かります。

選ぶときに見ているのは、2つだけです。

袋が小分けになっているか
届く月を指定できるか

まとまった量でも、5kgずつの袋に分かれていれば置き場所を分けられます。ひと袋ずつ使って、残りはそのまま置いておけます。二人暮らしだと、開けた袋が減らないほうが困るので、これは大事です。

そして届く月を指定できるかどうか。これが転勤族にはいちばん効きます。「年内に届くようにする」を自分で決められるからです。先の予約をしないと決めていても、月を選べるお米なら安心して頼めます。

届く月を指定できるお米というのは、こういうものです

熊本県甲佐町の『甲佐の輝き』20kg(5kg×4袋)です。
5kgずつ4袋に分かれていて、配送月を指定できます。出荷の日に合わせて精米してくれるところも、置いておく前提の我が家には合っています。
正直に書いておくと、銘柄をそろえた単一原料米ではなく、複数の原料をあわせたブレンド米です。そのぶん量が多く、価格も抑えられています。

お肉|小分けになっているもの

お肉は小分けになっているかどうかで決めます。

大きなかたまりで届くと、二人暮らしでは持て余しますし、冷凍庫でも場所を取ります。小分けなら、使う分だけ出せます。

同じ量でも、小分けかどうかで冷凍庫への収まり方がまったく違います。

小分けの豚肉というのは、こういうものです

宮崎県都城市の「お米豚セット」です。
2.2kgと3.7kgから内容量を選べて、ロース・バラ・肩ロース・こま切れが小分けで届きます。
部位がいくつも入っているので、いろんな料理に使えます。炒めもの、生姜焼き、汁もの、カレー。その日の献立に合わせて、必要な分だけ出せます。
かたまりで届くお肉とちがって、小分けは冷凍庫にも収まりやすいです。二人暮らしだと、ここがいちばん助かります。

魚|骨が取ってある、冷凍の切り身

正直に書くと、我が家はあまり魚料理をしません。好きではないというより、二人分だと買っても余りますし、下ごしらえが面倒で、つい肉になってしまいます。

それでも魚を頼むようになったのは、骨が取ってある冷凍の切り身を知ってからです。

骨を取る手間がないと、それだけで「じゃあ今日は魚にしようか」になります。焼くだけで一品になるので、二人分にちょうどいいです。冷凍なので、使う分だけ出せます。

魚料理をしない家にこそ、これは効きます。ハードルが1つ減るだけで、食卓に出る回数が変わりました。

骨取りの冷凍さばというのは、こういうものです

千葉県銚子市の骨取りさばです。
骨が抜いてある切り身が、冷凍で届きます。無塩と有塩から選べるので、味つけを自分でしたいときにも合わせられます。
とても使いやすくて、我が家のように魚料理をあまりしない家でも助かっています。
こちらも商品名に「訳あり」とありますが、大きさや形がふぞろいという意味です。焼いてしまえば分かりません。

梨|届く時期がはっきりしているもの

果物は日持ちがしないので、届く時期がはっきりしているものを選びます。梨は毎年の楽しみです。

ただ、まとまった量で届くと二人ではすぐに食べきれません。そこで保存の仕方を調べて、こうしています。

梨を長持ちさせる置き方

1個ずつ新聞紙のような紙で包んで、その上からビニールをかぶせます。そして下の部分を下に向けて、野菜室で保存します。これで結構もちます。
※私が考えた方法ではなく、ネットで調べて知ったやり方です。

この梨は、こういうものです

鳥取県大山町の新甘泉(しんかんせん)という品種の梨です。
ナイフで皮をむくときに、梨の汁が手に伝わってくるくらいジューシーです。切る前から分かります。
8月中旬から9月下旬ごろにかけて、順次届きます。届く時期がはっきりしているので、予定が立てやすいです。
まとまった量なので、二人だとすぐには食べきれません。上に書いた包み方で野菜室に入れておくと、あわてずに食べられます。

バーミキュラ|食べ物じゃない返礼品

最後は食べ物ではありません。バーミキュラの鍋です。

これはずっと使えます。食べてなくなるものではないので、頼んだ年だけでなく、そのあとも使い続けています。色や大きさの種類もいろいろあって、選ぶのが楽しいです。

そして冷凍庫を1ミリも使いません。これが地味に大きいです。

これは頼んでよかったです。何年たっても現役なので。

食べ物じゃない返礼品というのは、こういうものです

愛知県名古屋市のバーミキュラ オーブンポットラウンドです。
大きさと色が選べます。ふたりで使うなら小さめでも足りますし、置き場所も取りません。
寄付の額は大きいですが、食べてなくなるものではないので、そのあとずっと使えます。そして冷凍庫を1ミリも使いません。

ちなみに調べていて気づいたのですが、名古屋市のふるさと納税は、意外といろいろあります。鍋のような調理器具だけでなく、美容家電なども並んでいました。

「何がほしいか」ではなく「どの自治体を見るか」から探してみるのも、けっこう楽しいです。食べ物ばかり見ていたときには気づかなかった返礼品が出てきます。

返礼品って、食べ物を探すものだと思い込んでいました。自治体から見ると、景色が変わります。

もし今年はじめてやるなら、お米だけでいいと思います

最初の年から何品も頼むと、届く時期がばらけて、冷凍庫の管理がむずかしくなります。

だから、はじめてならお米だけで十分だと思います。常温で置けるので冷凍庫を圧迫しませんし、食べない年もありません。「届いてから困る」がいちばん起きにくいのがお米です。

1年やってみて、冷凍庫にどれくらい余裕があるか分かってから、お肉や魚を足していけばいいと思います。

なぜ5つしか書かないのか

返礼品を紹介する記事は、20個も30個も並んでいるものがほとんどです。私も昔は、そういう書き方をしていました。

でも、自分が読者だったときのことを思い出すと、たくさん並んでいる記事ほど、結局どれも選べませんでした。

だからこの記事は5つに絞りました。「毎年これを頼んでいます」と言えるものだけにしています。

自分が読者だったころ、選べない記事は結局読まなかったなと思って。

冷凍庫がいっぱいのときは「食べ物じゃないもの」という手があります

年末になって、寄付できる枠が少し残っている。でも冷凍庫はもういっぱい。……これ、けっこう起きます。

そういうときに食べ物以外の返礼品を知っていると助かります。鍋や調理道具のように長く使えるものなら、置き場所さえ決まっていれば困りません。

ただし転勤族の場合は、「次の家にも持っていくか」まで考えて選ぶのがコツです。増やしすぎると、そのぶん引っ越しの荷物が増えます。

よくある疑問に答えます

転勤の年でも、ふるさと納税はできますか?

できます。我が家も、転勤の年にやめたことはありません。年内に届くものだけを頼むようにしています。

口に合わなかったら、どうしていますか?

人にあげています。捨てるのはもったいないですし、おすそ分けすると喜ばれます。

冷凍庫が小さいと、損ですか?

損ではないと思います。冷凍庫の大きさに合わせて頼めばいいだけです。私はずっとそうしてきて、10年間困っていません。

おすすめの返礼品を、もっとたくさん知りたいのですが

すみません、この記事ではあえて5つに絞っています。たくさん並べられても選べないというのが、自分が読者だったときの正直な気持ちだったからです。

まとめ|10年続けて残ったのは、3つの決めごとでした

ふるさと納税で失敗しないために、特別なことはしていません。頼む前に決めていることがあるだけです。

転勤族の二人暮らしが、頼む前に決めていること

冷凍庫に入る量しか頼まない
転勤の年は「先の予約」をしない
去年と同じつもりで頼まない

転勤族は住む場所が変わります。二人暮らしは量が余ります。どちらも自分では変えられない条件ですが、頼み方のほうは自分で変えられます。

10年続けてこられた理由は、たぶんそこだけだと思っています。

我慢して続けているわけではありません。無理のない形にしたら、続いてしまった、という感じです。

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