転勤族の帰省は、とにかくお金がかかります。
我が家は夫の実家が東海地方、私の実家が九州。つまりどこに転勤しても、どちらかは必ず遠いという状態です。
この記事では、実際に年間いくらかかっているのかを金額で出したうえで、我が家が続けている節約の方法を書きます。あわせて「削れなかったもの」も正直に書きます。

目次
結論:我が家の帰省費用は、年間およそ30万円です
先に数字を出します。
- 年間の帰省費用:およそ30万円(転勤先によって変わります)
- 私は年2回、九州の実家へ。飛行機
- 夫は年3回ほど、東海の実家へ。車
- 私の飛行機代は、ほぼ全額をマイルでまかなっています
「30万円」と文字で見ると、あらためて大きいなと思います。旅行に行っているわけではなく、ただ実家に帰るだけでこの金額です。
転勤族の帰省費用が高くなる、3つの理由
同じ「帰省」でも、転勤族はどうしても高くつきます。理由は3つあると思っています。
1.実家が2つとも遠いことがあります
夫婦の実家が近ければ、1回の帰省で両方まわれます。でも我が家は東海と九州で、まったく方向が違います。
つまり帰省が「2セット」になります。ここが、そもそもの出発点です。
2.転勤のたびに、帰り方も回数も変わります
ここが転勤族らしいところです。
夫の実家の近くに転勤していたときは、かなり頻繁に帰っていました。車ですぐでしたし、費用もほとんどかかりませんでした。
でも遠い土地に転勤すると、同じ実家なのに飛行機か新幹線が必要になり、回数も減ります。

普通は、実家までの帰り方は一生ほとんど同じです。転勤族だけが、数年おきにゼロから考え直すことになります。
3.帰れる時期が、いちばん高い時期です
帰省が集中するのは年末年始・お盆・ゴールデンウィーク。夫の仕事が休みになるのがそこしかないので、選べません。
そして、その時期は飛行機も新幹線もホテルも、いちばん高くなります。「安い時期にずらす」が使えないのが、転勤族の帰省のつらいところです。
実は、かかっているお金の半分は交通費ではありません
これは自分でも計算してみて驚いたところです。
交通費以外に、1回の帰省でこれくらいかかっています。
| 行き先 | 交通費以外(1回あたり) |
|---|---|
| 私の実家(九州) | 2〜3万円ほど |
| 夫の実家(東海) | 2〜3万円ほど |
私が年2回、夫が年3回なので、ざっと計算すると年間で10〜15万円ほど。
ここが見落としがちです
年間30万円のうち、半分近くが「交通費ではない出費」という計算になります。
お土産、外食、現地での移動、ホテル代。ひとつひとつは小さくても、積み上がるとこの金額です。
ただし、この比率になっているのには理由があります。次で説明します。
交通費の比率が低いのは、飛行機代をマイルで払っているからです
ここは正直に書いておきます。
私の飛行機代は、ほぼ全額をJALのマイルでまかなっています。つまり先ほどの30万円は、すでに飛行機代を浮かせたあとの金額です。
もしマイルを使わずに、繁忙期の航空券を毎回買っていたら、30万円では収まっていません。
言いかえると、マイルで飛行機代を消したからこそ、残りの「お土産・外食・ホテル代」が目立つようになったということです。
- 私の飛行機代:マイルでほぼ0円
- 夫の車での移動:ガソリン代と高速代
- それ以外:年10〜15万円
だから我が家の場合、次に削るとしたら「交通費以外」になります。飛行機代のほうは、もう削りきってしまったからです。
これから節約を始める方なら、順番は逆です。まず飛行機代から手をつけるほうが、金額の下がり方は大きいと思います。
我が家は実家に泊まらず、ホテルに泊まることが多いです
節約の記事にはよく「実家に泊まれば宿泊費は0円」と書いてあります。でも我が家は、それぞれの実家に泊まらずホテルに泊まることが多いです。
だから交通費以外が2〜3万円かかります。ここは削らないと決めている出費です。
気を遣わずに眠れることと、数万円。我が家はそこを天秤にかけて、払うほうを選びました。ここは家庭によって答えが違うと思います。
①マイルを貯めて、特典航空券に交換する
ここからが、実際にやっている節約です。飛行機で帰るぶんには、これがいちばん大きいです。
我が家はJALカードで、年に3万マイルほど貯まります
普段の支払いは、使えるところは全部カードにまとめています。食料品も、生活雑貨も、光熱費も。
特別なことは何もしていませんが、それでも年に3万マイルくらいは貯まります。
4〜5年前は、小牧空港から九州の〇〇空港が往復15,000マイルでした
4〜5年前は、小牧空港から九州の〇〇空港までが往復15,000マイルでした。年3万マイル貯まれば、年2回ぶんの飛行機代が実質0円。そういう計算でやってきました。
ただしこの数字は、もう当てになりません。
必要なマイル数は、年々増えています
正直に書きます。ここ数年で、マイルはどんどん「インフレ」しています。同じ路線でも、昔より多くのマイルが必要になりました。
ここは変わり続けています
- 2025年6月10日発券分から、JALは国内線特典航空券の必要マイル数を改定。距離によって7つの区分に分かれ、普通席は基本のマイル数が500マイル引き上げられました
- さらに「特典航空券プラス」という仕組みがあり、基本のマイル数で取れる席が埋まっていると、追加のマイルを払えば予約できる形になっています
- つまり同じ路線でも、いつ乗るか・どれくらい混んでいるかで必要マイル数が変わります
- 2026年10月以降の発券分についても、さらに変更が予定されています
※必要マイル数は変わっていくので、予約する前に必ずJALの公式サイトで最新の数字を確認してください。
帰省は、いちばんマイルが要る時期にぶつかります
ここが転勤族にはつらいところです。
必要マイル数が増えるのは混んでいる時期。そして帰省は年末年始・お盆・ゴールデンウィークにしか行けません。いちばんマイルが要る時期に、こちらは日程を選べないわけです。
だから我が家は、こうしています。
- 予約できるようになったら、できるだけ早く押さえる(基本のマイル数で取れる席から埋まります)
- 1日ずらせないかを見る。前後の日で必要マイル数が変わることがあります
- 足りない年は、無理をしない。マイルは次に回して、その回はLCCやツアーで帰ります

引っ越しの年は、マイルがいちばん貯まります
これは転勤族だけの現象だと思います。
引っ越しの年は、どうしても出費が増えます。カーテン、照明、ガスコンロ、収納グッズ。買わないといけないものが一気に出てきます。
その支払いをカードにまとめると、その年はマイルの貯まり方が変わります。出ていくお金は減りませんが、次の帰省が少し楽になります。
フジドリームエアラインズでも、JALの特典航空券が使えます
意外と知られていないところです。
フジドリームエアラインズ(FDA)はJALと提携しているので、JALの特典航空券が使える路線があります。地方空港どうしを結ぶ便が多いので、乗り継ぎなしで帰れることがあります。
大手の便だけを見て「直行便がない」とあきらめる前に、一度この選択肢も調べてみてください。
②空港の駐車場は、先に調べておく
地味ですが、これも効きます。
空港まで車で行くと、帰省のあいだずっと駐車料金がかかります。数日置くと、それだけでいい金額になります。
我が家がよく使う小牧空港は、駐車料金が安くて助かっています。大きい空港ほど高くなりがちなので、近くに使える地方空港があるなら、そちらのほうが総額で安くなることがあります。
- 航空券の値段だけでなく、駐車料金と空港までのガソリン代も足して比べる
- 大きい空港なら、空港の外にある予約制の駐車場のほうが安いことがあります
- 繁忙期は満車になるので、早めに調べておくと安心です
③LCCのセールを、日ごろからチェックする
マイルが足りないときや、急に帰ることになったときはLCCを見ます。
セールは突然始まって、すぐ終わります。帰省が決まってから探すのでは間に合わないので、日ごろから見ておくのがコツです。
予約するときに気をつけること
LCCで確認しておくこと
- 預ける荷物が別料金のことが多い。足すと安くないこともあります
- 変更やキャンセルができない運賃がある
- 欠航や遅れのときに他の便に振り替えてもらえないことがある
- 発着する空港が遠い場合がある。そこまでの交通費も足して比べる
とくに帰省は日程をずらせません。安さだけで選ぶと、当日に困ることがあります。
④ツアーパックとホテルは、毎回「バラで取るより安いか」を比べる
意外と見落とされがちですが、飛行機とホテルがセットになったツアーのほうが安いことがあります。とくに繁忙期です。
我が家は実家に泊まらずホテルを取るので、この比べ方が効きます。「航空券+ホテル」を別々に取った金額と、ツアーの金額を並べてみる。これを毎回やります。
ホテルも、一度取って終わりにせず、ときどき見直すようにしています。キャンセルが出て安くなることがあるからです。
ひとつ正直に書いておきます。マイルは、今日から始めてすぐに貯まるものではありません。「今年の年末年始をどうにかしたい」という場合は、この③と④のほうが現実的です。
ホテルを取るなら
我が家は実家に泊まらずホテルを取るので、ここは毎回使うところです。
繁忙期は埋まるのが早いので、まず押さえておいて、あとで安い部屋が出たら取り直すようにしています。
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車で帰る場合は、節約の考え方がまったく違います
夫は東海の実家へ車で帰ります。飛行機とは、考えることがまるで別です。
- ガソリン代と高速代が主な出費。人数が増えても金額は変わらない
- 時間帯によって高速料金の割引がある
- そのかわり一日がかりで、疲れます
ざっくり言うと、ひとりなら飛行機、家族が多いなら車のほうが安くなりやすいです。我が家は夫婦ふたりなので、行き先と距離で毎回使い分けています。
そもそも車を持つかどうかから迷っている場合は、こちらにまとめました。
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転勤が決まったら、帰り方をゼロから調べ直します
最後に、これがいちばん転勤族らしいところです。
引っ越すたびに、我が家は実家への帰り方をもう一度、最初から調べ直します。
- いちばん近い空港はどこか(前の土地とは変わります)
- 実家の近くまで直行便があるか
- 新幹線のほうが安く早くないか
- 車で帰れる距離か
- 空港までの行き方と、駐車料金
面倒ですが、ここを最初にやっておくとその土地にいる数年ぶんの帰省費用が変わります。引っ越し直後のバタバタが落ち着いたら、一度だけ時間を取る価値があります。
会社から帰省手当は出る?
単身赴任の場合は、月に1〜2回ぶんの交通費を会社が出してくれる制度がある会社もあります。ただし家族で引っ越している場合は、帰省費用まで出る会社は少ないと思います。
こればかりは会社の規則しだいなので、一度確認しておくのがいちばん早いです。我が家の手当がどうなっているかは、こちらに詳しく書きました。
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転勤族の帰省費用についてよくある質問
Q.帰省は年に何回くらいが普通ですか?
A.一般的には年末年始とお盆の年2回という家庭が多いようです。我が家は私が年2回、夫が年3回ほど。実家の近くに転勤していたときは、もっと頻繁でした。
Q.いちばん節約になるのはどれですか?
A.飛行機で帰るなら、マイルの特典航空券がいちばん大きいです。繁忙期の航空券が0円になるので、ほかの方法とは金額の桁が違います。
Q.マイルはどれくらいで貯まりますか?
A.我が家は普段の支払いをカードにまとめているだけで、年3万マイルほどです。特別なことはしていません。
Q.実家に泊まれば安く済みませんか?
A.そのとおりです。ただ我が家はホテルに泊まることが多いので、そのぶん交通費以外が2〜3万円かかっています。ここは各家庭の考え方だと思います。
Q.帰省の回数を減らすべきでしょうか?
A.お金だけを考えれば減らすのがいちばんです。でも帰省はお金だけの話ではありません。我が家は回数を減らすより、1回あたりを安くするほうを選びました。
まとめ|交通費だけを見ていると、半分しか減りません
- 我が家の帰省費用は年間およそ30万円(転勤先によって変わります)
- 飛行機代をマイルで消したあとでも、半分近くが交通費以外。お土産・外食・ホテル代
- 飛行機ならマイルの特典航空券がいちばん効く(JALカードで年3万マイル)
- 空港の駐車料金まで足して比べる
- 転勤のたびに、帰り方をゼロから調べ直す
転勤族の帰省は、「実家が遠い」のではなく「実家との距離が数年ごとに変わる」のがしんどいところだと思います。
だからこそ、引っ越すたびに一度調べ直す。それがいちばん確実な節約になります。

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